Scale(音階)とポジション

Scale(スケール)を学習する前に、ギターのフレットにおける音の位置をしっかりと把握している必要があります。以下の図をご覧ください。

12フレットまでのギターの音の位置を示した図です。

ギターの12フレットまでの音の位置
ギターの12フレットまでの音の位置
guitar scale open position
guitar scale open position

オープン・ポジション(Open Position)

ジャズやロックなどにおいてアドリブ等を弾く場合、開放弦を多用したりはしません。しかし、開放弦の音の位置は十分に把握している必要があります。

開放弦を使ったリフなどは多く見られ、弦を弾いた後、音が減衰するまであるいは次の音を弾くまで、鳴らしたままという効果はいちばん弾きやすいという利点があります。
1フレットは人差し指、2フレットは中指、3フレットは薬指で必ず押さえるようにしましょう。

スケール・ポジション 1

Scale Position 1は開放弦を使用しないで最も低い音のポジションです。
運指はふたつの形があり、指の長い外国人には人差し指をストレッチさせる方法と、ストレッチを使わないで小回りのきく運指のかたちです。
このポジションはフレットの間隔がいちばん広いところです。構える左手の指もフレットの間隔と同じように広げて構えるのが必須です。そうすることによって、いちいち弾いているところを自分の目で見なくても、目をつぶってでも正確に弾けるようになるまで頑張ってください。

Guitar Scale Position 1

次にストレッチを使わない運指の方法です。

Guitar Scale Position 1-2
Guitar Scale Position 1-2

スケール・ポジション2

次にScale Position 2は5フレットから8フレットを中心に運指を展開する方法です。
これは小指をストレッチする方法です。

Guitar Scale Position 2-1

今度は小指をストレッチしていますが、次に示す運指は小回りのきく方法として3弦を一時的に人差し指の位置を4フレットに移動して運指する方法です。

Guitar Scale Position 2-2

スケール・ポジション3

Scale Position3は7フレットから10フレットまでを使う方法です。
このポジションはストレッチがなく、きれいにそれぞれの指が担当するようにできています。

Guitar Scale Position 3
Guitar Scale Position 3
Guitar Scale Position 3

スケール・ポジション4

このポジションの運指は、人差し指をストレッチする方法です。以下の図になります。拡大した図も載せました。

Guitar Scale Position 4
Guitar Scale Position 4
Guitar Scale Position 4
Guitar Scale Position 4

スケール・ポジション5

スケール・ポジション5はフィンガー・ストレッチはなく、きれいに4本の指の担当が決まった運指法です。
ただし、フレットの間が狭くなっているのでそのことを踏まえた左手の構えが必要ですし、クラシカル・ギターで弾くのは無理な位置ですが、エレキ・ギターでは難なく弾ける位置です。
下の図ですが、なぜ左側にも文字があるかというと、音の位置が同じです。オープン・ポジションで弾いた音の一オクターブ上の音群が右に位置します。

Guitar Scale Position 5
Guitar Scale Position 5

Guitar Scale Position 5

Guitar Scale Position 5

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